「今までの当たり前」を疑う回路・基板設計の標準化活動、その源流となる部品データベースの再構築
2023.10.11
はじめに
株式会社JVCケンウッド様(以下、JVCケンウッド)は、2008年10月に日本ビクターとケンウッドが経営統合して設立されました。両社が約100年にわたる歴史の中で培った「映像」「音声」「通信」の技術を基盤に、カーナビゲーション、ドライブレコーダー、カーオーディオ機器や、業務用無線システム、セキュリティシステム、イヤホン・ヘッドホン、ホームオーディオなど、多岐にわたる製品・ソリューションを提供しています。
JVCケンウッドでは2社の経営統合後も、事業部や製品群毎に最適化された回路・基板設計環境で、ものづくりを行っていましたが、更なる事業領域の拡張、新たな製品・ソリューションの創出のためには、個別に最適化された回路・基板設計環境が、回路設計情報の共有や電子部品の共通化を妨げる要因にもなっていた、と今回インタビューを受けていただいたものづくり革新部 設計支援グループの島田様は仰います。
図研テックは、2018年度の「登録基準コンサルティング」「部品属性クレンジング」を通じた部品データベース統合と運用最適化、2022年度のCAD環境・ライブラリ統合のプロジェクトをご支援しました。並行して2019年度から2023年9月現在も「EOL調査」「代替品調査」を継続してご支援しています。
今回は、JVCケンウッド全社の回路・基板設計環境の管理を担う島田様に、「登録基準コンサルティング」「部品属性クレンジング」を中心に、図研テックの支援で得られた成果や率直な感想を伺いました。
(取材日:2023年9月14日)
- はじめに
- 課題は部品DBの検索性向上とCAD環境の統合
- 課題解決のために、どのような部品DBを構築するか?
- 登録基準書は改版を重ねて運用中、良いタイミングで見直すことができた
- スペックで部品を探せる仕組みを確立、汎用部品は徐々に集約されている
- 「今までの当たり前も疑う」 設計~生産の標準化に向けて
- 部品情報の管理・運用の改善を検討している企業にお勧め
インタビューの詳しい内容は、PDF資料をダウンロードしてご覧ください。
お客様事例でご紹介している「登録基準コンサルティング」「部品属性クレンジング」のサービス資料はこちらからご覧いただけます。