eZラーニング 回路設計「伝送線路の反射と終端」サンプル公開
2021.03.17
図研テックの『回路設計教育』の特徴
前回記事でご案内したとおり、従来は集合研修でご提供して参りました『回路設計教育』をeZラーニングでも受講いただけるようになりました。
図研テックの『回路設計教育』は、回路設計(=機能の設計)と、実装設計(=形の設計)のうち、電気設計者が考慮する範囲を俯瞰的・網羅的に扱うカリキュラムとしていることが特徴です。弊社で調べた範囲では、「アナログ回路」「信号接続」など、特定の分野にフォーカスした企業向けe-learning・研修サービスはいくつか存在します。一方、『回路設計教育』のように、若手~中堅エンジニアに向けて広範囲をカバーするものは、珍しいのでは無いでしょうか。
実際に『回路設計教育』の導入を決めていただいたお客様からは、時代とともに、電気設計者が実務を通じて経験できる範囲は、どうしても狭くなってしまっている、それを補う教育研修コンテンツを探していた、というご意見を伺うことがあります。その背景には、装置を構成するプリント基板の共通化による設計数の減少、半導体の大規模複雑化による1基板あたりの実装部品点数の減少、実装条件のメーカー指定など、さまざまな要因が関連しているようです。
そこで、冒頭にご紹介したように、図研テックの『回路設計教育』は、実務経験としては専門特化しがちな/専門特化せざるを得ない環境にある昨今の回路設計者とアートワーク設計者=電気設計者が“電気設計者が考慮する範囲”を俯瞰的・網羅的に学習できるカリキュラムとしています。
『回路設計教育』のカリキュラム
全11章で構成しています。本記事では、【第5章】伝送線路の反射と終端をサンプル公開します。音声付きのテキストと、章末問題を是非、ご覧ください。
第1章、第2章は、電気設計の概要を知り、電気回路を振り返ります。
【第1章】はじめに
【第2章】電気回路のおさらい
第3章、第4章は、回路設計を行う上で、必要な項目・注意点を理解します。
【第3章】データシートの読み方
【第4章】IO接続の注意点
第5章、第6章は、配線設計を行う上で、必要な項目・注意点を理解します。
【第5章】伝送線路の反射と終端
【第6章】ギガビット伝送
第7章~第10章は、マージン設計を行う上で、必要な項目・注意点を理解します。
【第7章】同時動作ノイズとクロストークノイズ
【第8章】電源とパスコンの選定
【第9章】動作マージン
【第10章】動作温度
第11章は、基板の実例を紹介します。
【第11章】基板物理寸法
実際に集合研修形式で、受講いただいたお客様からは「これまで“何となく”こなしていたことが明確に理解できた」「アートワークに関する指示の理由度が上がった」といったご評価をいただいています。
サンプル公開 【第5章】伝送線路の反射と終端
eZラーニングは、テキスト動画と章末問題で構成しています。それぞれの内容と”使い勝手”を是非、お試しください。
皆様、章末問題に正答できたでしょうか?『回路設計教育』の雰囲気をつかんでいただければ幸いです。
より詳しい eZラーニング の情報は
eZラーニングについて、より詳しい情報は、下記のリンクから資料をダウンロードしてご覧ください。
また、デモのご依頼や受講のご相談はオンラインでも承っております。ご希望の方はお気軽に下記のフォームよりご依頼ください。
また、過去記事では、『EMC設計教育』『熱設計教育』のサンプル公開や、e-learningの導入に関する情報を掲載しています。併せてご覧ください。
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